公開日: 2025年10月01日
キッチンのシンク下が臭う?原因7選と解決策を詳しく解説
こんにちは。北欧キッチン&インテリア スタジオ NOKKI(ノッキ)です。
「せっかく素敵なお家を建てたのに、なんだかキッチンのシンク下からイヤな臭いがする…」
そんな経験はありませんか?毎日使うキッチンだからこそ、少しのニオイでも気になりますよね。実はシンク下の悪臭には必ず原因があり、原因を突き止めて対処すれば臭いは防ぐことができるのです。
実際、住まいに関するご相談を日々いただいておりますが、その中でもキッチンに関するお悩みとして特に多いのがシンク下の臭い問題です。今回は、実際にお客様から寄せられた声や現場で培った知識をもとに、臭いの原因や予防のポイントを詳しく解説していきます。
この記事を参考にして、清潔で快適なキッチン空間を取り戻しましょう!
キッチンのシンク下が臭う主な原因7つ
シンク下が臭う原因はひとつではなく、複数の要因が重なっているケースがほとんどです。よくある代表的な原因を7つ、詳しく見ていきましょう。
1 排水トラップの水切れで下水臭が逆流
まず考えられるのが「排水トラップの水切れ」です。排水管には下水の臭いが逆流しないよう、水をためてフタの役割をする「排水トラップ」という仕組みがあります。しかし長期間キッチンを使わなかったり、気温や湿度の影響で水が蒸発してしまうと、そのフタが機能せず下水臭が逆流してくるのです。まずはシンクに水を流して臭いが消えるか確認してみましょう。
2 排管に隙間ができていることによる臭い漏れ
排水管と床・壁の接合部に隙間があると、そこから下水臭が漏れ出すことがあります。築年数が経った家や賃貸物件では、パッキンの劣化や施工不良で隙間ができているケースも少なくありません。特に配管の根元からのニオイは、下水ガスが原因である可能性が高いです。
3 排水管の詰まりや油汚れからくる悪臭
排水管の内部に油や食べカスが溜まると、雑菌が繁殖して腐敗臭が発生します。シンク下は普段目に見えない場所であるため、気づかないうちに汚れがどんどん蓄積してしまうことも。特に料理後に油をそのまま流してしまうと管の内側にこびりつき、時間が経つほど強烈な臭いの原因になりやすいのです。放置すると悪臭が広がりやすくなるため、日頃から定期的に掃除することが大切ですよ。
4 湿気やカビの発生でこもる臭い
シンク下は水回りに近いため湿度が高くなりがちで、その環境はカビや雑菌にとって非常に好条件となります。放置しておくと、カビ臭や腐敗臭がこもり、扉を開けるたびに強く不快なニオイを感じることになるのです。また、高湿度はニオイの発生だけでなく、収納している食材や調理器具、掃除用品にも悪影響を与え、劣化や変質の原因になることもあるため注意が必要ですよ。
5 収納している洗剤や食品からの臭い移り
意外と見落としがちなのが、収納物そのものからのニオイです。開封済みの洗剤、使いかけの漂白剤、湿気を吸った粉末食品などが臭いの元になっていることもあります。また、密閉されていない容器や袋は、臭いがシンク下全体に広がる原因になるのです。
6 排水マスの汚れ
キッチンの排水が最終的に流れ着く「排水マス」も、長年掃除していないと油やヘドロが溜まり悪臭を放ちます。室内の掃除だけでは改善しない場合、屋外の排水マスをチェックしてみると原因が見つかるかもしれません。ただし清掃は手間がかかり難易度も高いため、専門の業者に依頼するのが安心ですよ。
7 換気不足による空気の滞留・こもり臭
シンク下の収納スペースは密閉されがちで、空気の循環が悪くなります。すると臭いがこもりやすくなり、カビや湿気も増加。定期的に扉を開けて換気したり、収納の詰め込みすぎを防ぐことが重要です。これは筆者の経験ですが、なにをやっても臭いが取れず困っていたお客様がいらっしゃいました。ところがしばらくシンク下の収納を空にして開けっ放しにしてみたところ、それだけで臭いが気にならなくなったのです。意外と盲点になりやすいので、ぜひ一度確認してみてください。
今すぐできる!シンク下の臭いを解消する方法
原因がわかったら、実際に解決に取りかかりましょう。ここでは家庭でできる簡単な対策を紹介します。
1 重曹やクエン酸を使った排水周りの掃除
排水管の臭いが気になる場合は、重曹とクエン酸を使った掃除が効果的です。
- 排水口に重曹を1/2カップほど振り入れる
- その上からお湯(例:2リットル)にクエン酸(例:大さじ2杯)を溶かし、そのクエン酸水を排水口に注ぐ
- シュワシュワ発泡して汚れを分解
- 30分~1時間置いた後に熱湯を流す
この方法で油汚れや雑菌を除去し、嫌な臭いをスッキリ落とせます。
(※必ず換気を行いながら実施しましょう。)
2 配管に隙間がある場合は塞ぐ
キッチンシンク下が臭うときは、配管に隙間があるケースがあります。その場合は、排水管と床や壁の接続部分を確認し、もし隙間が見つかったらパテや専用のシール材でしっかりと塞ぎましょう。こうした補修アイテムはホームセンターや100円ショップでも手軽に購入できますよ。隙間をきちんと埋めることで下水ガスの逆流や虫の侵入を防ぎ、臭い漏れを根本から改善できます。作業も比較的簡単で、DIY初心者でも実践しやすい方法です。
3 除湿剤でシンク下を清潔に保ち、収納方法も工夫を
湿気やカビの発生には除湿剤・消臭剤が効果的です。定期的に交換して湿度をコントロールしましょう。さらに収納も大事なポイント。
- ものを詰め込みすぎない
- 開封済み食品は密閉容器に入れる
- 洗剤類はキャップをしっかり閉める
こうした工夫で、臭いの発生源を減らすことができます。
4 自分で解決できない場合は業者に依頼
排水マスの清掃や、配管の奥深くにたまった汚れや詰まりは、素人ではなかなか取り除くことが難しい場合があります。そういったときは、無理をせず水道修理業者やハウスクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。業者に頼むことで、高圧洗浄や専用の清掃道具を使って徹底的に汚れを除去してもらえるため、再び臭いが発生しにくくなります。費用はかかりますが、安心してキッチンを使える状態を長く保つことができますよ。
臭いを繰り返さない!シンク下の予防習慣
一度きれいになっても、放っておくとまた臭いが復活してしまうかもしれません。ここからは日常でできる予防習慣を紹介します。
1 週1回の簡単排水掃除(重曹+お湯)
週に1回は、重曹を振りかけて熱湯を流すだけの簡単掃除を習慣化しましょう。手間をかけずに雑菌や油汚れの蓄積を防げますよ。しかし、熱すぎるお湯を流すと配管に悪影響を及ぼす可能性があります。お湯の温度は60℃未満にすると良いでしょう。
2 除湿剤や消臭剤を常設して湿気対策
シンク下は常に湿気がたまりやすい場所。除湿剤や消臭剤を常に設置して、定期的に交換することで快適な状態を維持できます。
3 詰め込みすぎない収納で通気を確保
収納スペースは「余裕を持たせる」ことが大切。ものを詰め込みすぎると空気がこもり、湿気と臭いが溜まってしまいます。通気性を意識した収納を心がけましょう。
4 季節ごとの徹底清掃でカビを防止
梅雨や夏場など湿気が多い季節の前後には、徹底的なシンク下掃除をおすすめします。アルコール除菌スプレーなどで仕上げれば、カビや雑菌の繁殖をしっかり抑えられますよ。
まとめ:原因を知って正しく対処すれば臭いは防げる
キッチンのシンク下が臭う主な原因は、
- 排水トラップの水切れ
- 配管の隙間や汚れ
- 湿気やカビ
- 収納や換気の不備
などが大半です。
ですが、掃除と収納の工夫で多くは解決できますし、予防習慣を取り入れることで臭いを繰り返さないキッチン環境をつくることが可能なのです。
毎日気持ちよくキッチンに立つために、今日からできることを始めてみてはいかがでしょうか。
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